Newsroom|株式会社LIXIL

「PRIDE指標2021」において5年連続で最高位「ゴールド」と本年度新設され10社が選定された「レインボー」を同時受賞

作成者: LIXIL|2021年11月25日

~性自認に関わらず、すべての人々のトイレ利用に関する人権が尊重される社会環境の実現を目指す活動が評価~

株式会社LIXIL(以下 LIXIL)は、性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体 work with Pride(以下:wwP)による、LGBT などの性的マイノリティ(以下、LGBT)に関する取り組み評価指標「PRIDE 指標」において、5年連続で最高評価の「ゴールド」を受賞しました。また、コレクティブ・インパクト型の取り組みを実施する企業を表彰する「レインボー」も同時受賞しました。

LIXIL ではコーポレート・レスポンシビリティにおける優先取り組み分野の一つに「多様性の尊重」を位置づけており、今年4月には2030 年までにジェンダーの不均衡を是正することを目指す目標を新たに設定しました。インクルージョン文化の醸成により、すべての従業員が平等・公正な機会のもと生き生きと活躍できるよう支援しています。

本年度の「PRIDE指標」において10社が認定された新設の「レインボー」は、日本社会でのLGBTQに関する理解促進や権利擁護において、企業や団体が果たす役割や存在感が増していることを視野に入れ、国・自治体・学術機関・NPO/NGOなどとのセクターを超えたコレクティブ・インパクト型の協働を推進する企業を評価するものです。

 LIXILは、2017年に発足した国立大学法人金沢大学、ならびにコマニー株式会社(本社:石川県小松市、社長:塚本健太)と取り組む「オフィストイレのオールジェンダー利用に関する研究会」の活動が評価されました。この研究会は、性自認に関わらず、すべての人々のトイレ利用に関する人権が尊重される社会環境を実現することを目指しています。2019年には「安心して快適に利用できるオフィストイレ環境」を明らかにすることを目的とした調査活動の結果を発表しました。以来、調査結果や研究結果をもとにし「性の多様性の視点から考える、誰でも利用しやすいトイレ」をテーマとした講演の実施や学会発表、各方面への情報提供等の活動を継続しています。

 LIXILでは、2017 年より LGBT への理解・支援促進に向けた様々な活動を始め、その一環として、LGBT の理解者・支援者である「Ally(アライ)」を募り、社内ネットワーク「LIXIL Ally」にて情報共有等を行っています。また2021年11月には、日本において性指向や性自認による差別を禁止し、誰もが平等に扱われる職場・社会づくりを実現することを目的とした法律制定のための国際署名キャンペーン「ビジネスによるLGBT平等サポート宣言 Business Support for LGBT Equality in Japan」へ賛同しました。

LIXIL は今後も、様々な視点を取り入れることで多様なグローバル市場の要求に応える力を高めながら、製品やサービスの研究開発を強化していきます。

<参考資料>

■「PRIDE指標」について

「PRIDE 指標」は、日本で初めてとなる企業・団体等における LGBT に関する取り組みを評価する指標として、wwP によって 2016 年に策定されました。各企業・団体等の、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の 5 項目について評価項目を設定し、企業の取り組みを評価するものです。