富士市立岩松北小学校・富士市とともに、教室内温熱環境を改善する共同検証実験を実施
株式会社LIXILは、室内熱中症予防啓発活動「クールdeピースPROJECT」の取り組みが評価され、環境省が主催する「令和3年度気候変動アクション環境大臣表彰」の普及・促進部門(適応分野)において、大賞を受賞しました。
LIXILは、環境ビジョンとして“2050年までに、事業プロセスと製品・サービスを通じてCO2の排出を実質ゼロにし、水の恩恵と限りある資源を次世代につなぐリーディングカンパニーを目指す”「Zero Carbon and Circular Living(CO2ゼロと循環型の暮らし)」を掲げています。この実現に向けた3つの領域のひとつに「気候変動対策を通じた緩和と適応」を設定し、さまざまな取り組みを行っています。
この活動の一環として、LIXILは2017年より夏でも快適かつ安心・安全に暮らせる室内環境づくりを推進するプロジェクトとして「クールdeピースPROJECT」をスタートし、自治体やステークホルダーと協働し、室内熱中症予防を地域社会に広げています。
2020年は、夏の教室内温熱環境を改善するため、富士市立岩松北小学校・富士市とともに、外付け日よけ「スタイルシェード」を使った共同検証実験『☆F😊r4 y😊u☆ プロジェクト』(フォー・ユー・プロジェクト)を実施しました。本プロジェクトでは、岩松北小学校の教室に外付日よけ「スタイルシェード」を設置し、設置前後の教室内の温度を小学生が測定するなどして、その効果を測ったほか、エアコンを使いながら教室内の温度差を少なくし熱中症を予防する窓の開閉方法についても検証しました。
この検証実験を2020年7月から9月まで行った結果、熱中症の警戒レベルであるWBGT値を約25℃に抑えることができ、さらに「教室内で快適に過ごせる」と感じた小学生は設置前後で20%から93%に大幅改善しました。今回の取り組みにより、岩松北小学校は、熱中症予防声かけプロジェクト事務局が実施する「ひと涼みアワード2020」における官民連携部門で最優秀賞、行政部門でトップランナー賞を受賞しました。
LIXILは今後も、地球環境に配慮した活動や、製品・サービスの提供を通じて、SDGs達成に貢献していきます。
<参考資料>
夏の暑さが厳しい日本では、屋外だけでなく、室内で熱中症を発症するケースが約4割※もあり、これは決して少ない数字ではありません。特に体温調節機能が十分に発達していない子どもや、温度に対する感覚が弱くなる高齢の方は熱中症にかかりやすいため、注意が必要です。
LIXILは、夏の教室内温熱環境を改善するため、富士市立岩松北小学校・富士市とともに、外付け日よけ「スタイルシェード」を使った共同検証実験『☆F😊r4 y😊u☆ プロジェクト』(フォー・ユー・プロジェクト)を実施しました。本プロジェクトでは、岩松北小学校の教室に外付日よけ「スタイルシェード」を設置し、設置前後の教室内の温度を小学生が測定するなどして、その効果を測ったほか、エアコンを使いながら教室内の温度差を少なくし熱中症を予防する窓の開閉方法についても検証しました。
この検証実験を2020年7月から9月まで行った結果、熱中症の警戒レベルであるWBGT値を約25℃に抑えることができ、さらに「教室内で快適に過ごせる」と感じた小学生は設置前後で20%から93%に大幅改善しました。検証実験の詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.lixil.co.jp/minnadesmileecopj/thinkheat/cooldepeace/shizuoka2020/