▲車いすトイレΦ1800介助ベッド_Lのレンダリング
株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、パーテンションメーカーのコマニー株式会社(以下コマニー社)と共同開発した、トイレ空間の構成要素である便器およびその周辺アクセサリーとトイレブースを合体させたBIMデータである「パブリックトイレ空間BIMモデル」に、国土交通省が令和3年に改正した建築設計標準に対応した新規プランを追加します。
URL:https://www.biz-lixil.com/prod_data/bim_rev/
現在、建築における設計や施工の領域ではBIMの普及が進み、業務効率化の観点から大きな注目を集め、BIMを活用した設計件数も増えています。そうした中、2020年11月にコマニー社と共同開発した「パブリックトイレ空間BIMモデル」は、LIXILのトイレ器具とコマニー社のトイレブースをBIMデータで融合することで、より効率的な作図が可能となるものです。データ利用者が、各々のデータを取り入れる手間が省けるだけでなく、トイレ器具とトイレブースをひとつのデータで、寸法調整することで、動作空間の確保や検証、各々の干渉確認ができます。この2年間で、コマニー社のHPと合わせて計160社以上にダウンロードされています。
今回、バージョンアップしたプランは、令和3年に国土交通省が改正した「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」に合わせて、1タイプ2種類(L、R合わせて)だった車いすトイレを6タイプ12種類に拡充しました。これにより、従来5タイプ10種類だった空間データは、バリアフリートイレの機能の組み合わせを充実させ、10タイプ20種類となりました。
図:車いすトイレΦ1500オストメイト・乳幼児_L
LIXILは、設計者を第一に考えた「設計者ファースト®」の観点から提供を進める「パブリックトイレ空間BIMモデル」を通じて、設計者のニーズや想いに寄り添いながら、誰もが豊かで快適なトイレ空間の実現をめざしていきます。