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タイル焼成時間の大幅短縮や窯積みの自動化などの新技術を搭載した 特注の大形タイルを生産する新ラインの稼働開始

作成者: LIXIL|2025年03月17日

株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、常滑東工場(愛知県常滑市)において、タイル焼成時間の大幅短縮や窯積みの自動化などの新技術を搭載した特注対応の大形タイルを製造する新ラインの稼働を開始します。

LIXILの日本国内の水まわり・タイル事業は2024年で100周年を迎えました。事業開始当初からやきものづくりに取り組み、同じく操業100周年を迎えた常滑東工場は、これからの100年に向け、湿式タイルを製造する”インテリジェントファクトリー”を目指しています。そのために、やきものづくりの技術の向上・タイルの加工技術の創出・デジタル化を積極的に推進しています。その取り組みの1つが、3Dプリンタを使用した樹脂型の導入です。新技術の樹脂型の導入により、顧客のご要望に合わせたさまざまな意匠のタイルを生産できます。

今回新たに導入する特注大形タイルの生産ラインは、タイルの焼成時間が従来の40時間から22時間に短縮されます。これにより、タイル焼成時のCO₂排出量を約22%削減することが可能です。さらに従来は人力で行っていた、タイルを窯で焼成するために台車に載せる作業を自動化しています。これにより、作業者の安全性向上を図るとともに、焼成時間短縮に合わせた積載サイクルを実現しています。近年では特注の大形タイルのニーズが高まっており、この新ラインの導入により、特注の大形タイルについてよりスピーディに対応できます。

LIXILでは今後も、お客さまに新しい価値を届けられるよう、生産・供給といった観点からもイノベーション創出を図り、誰もが願う豊かで快適な住まいの実現に向けて貢献していきます。

■LIXILの水まわり・タイル事業100周年について
2024年、LIXILの日本国内の水まわり・タイル事業は今年で100周年を迎えます。1924年にINAXの前身となる伊奈製陶を設立以来、新たな暮らしの価値を追求し続け、数々のイノベーションを創出してきました。
社会環境やニーズが大きく変化する今、そしてこれからの時代に向けて、これまで100年に渡り培ってきた革新的な技術と知見を礎に、お客さまの暮らしの中にある何気ない日々の幸せのために挑戦し続けていきます。
https://www.lixil.co.jp/lineup/s/water_tile_100th/