更新:2017年12月14日
ソーシャルメディアを通じて、手料理やキッチンでの様子を共有する人を多く見かけます。スマートフォンをはじめとするモバイルデバイスの普及によって、インターネットへの常時接続とソーシャルメディアの利用が増大し、料理や家族での団らんといった家の中での個人的な時間や行為も、常に外の世界に向けて発信できるようになりました。
住まいと暮らしの研究家である土谷貞雄氏は、「こうした新しい環境が、料理を単なる家事労働から表舞台のエンターテイメントへと変え、キッチンは幸せな時間を過ごしている自分を発信する格好の舞台装置になったのではないか」と指摘しています。
よりオープンなコミュニケーションが広がるとともに、日々の生活に欠かせないキッチンも、より開かれた場所へと変化してきました。土谷氏が指摘するように、キッチンは、時代背景やその時代の人々の暮らしを反映し、変貌を遂げてきたのです。
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