自己紹介をお願いします。
ブランド&マーケティングストラテジー統括部 LWTマーケティング戦略部 横断ブランド戦略グループの近石理絵です。どんな立場や仕事内容になってもLIXILのPurposeである「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」を考えることで、誇りを持って働くことができています。
LIXILでどのような仕事をしてきたのですか?
私は入社後、まずINAXトステムホールディングスの秘書課に配属され、トステムの社長秘書になりました。 その後、2人の子どもを出産した後にIT部門に異動となり、現在はマーケティング部門で、海外INAXのブランディングに携わり、他部門と協力して各種プロジェクトに参画、スクラムやアジャイルといった新しいワークプロセスの普及を推進しています。
例えば、IT部門では「スクラム」というチーム運営について勉強し、LIXILで重要とされている「アジャイル(機動的)」のあり方も学びました。スクラムというのはアジャイルな働き方を実現するフレームワークのことです。プロダクト開発やプロジェクト、サービスに関して責任を持つ少人数のチームが、1週間単位の「スプリント」と呼ばれるタスク管理を行い、仕事を進めています。
チームは、プロダクトの責任者であるプロダクトオーナーと、スクラムを運営する責任者であるスクラムマスターを中心にしておよそ5名程度です。1週間単位で仕事を区切ることで細かな対応が可能になり、小さな修正を素早く行うことができます。お客さまのニーズによりフォーカスをした価値の提供につなげることができています。この考え方は、マーケティング部門での仕事でも活用しています。
LIXILで働く中で、モチベーションが上がったり、やり甲斐を感じたりした出来事を教えてください。
私はチームメンバーとのコミュニケーションをどうやって円滑に進めるか、いつも考えています。円滑なコミュニケーションは職場で働く安心感を高め、仕事のパフォーマンスにも直結します。それがうまくいけば業務をする上での自信、やり甲斐にもつながります。
スクラムのデイリーミーティングなどでコミュニケーションをとる際は、些細な変化を話題として取り上げ、それで笑顔になるようなユーモアも大事にしています。例えば、プロジェクトで以前失敗してしまったことなどを共有することで親しみやすい関係性を築くこともとても大事だと思っています。
カジュアルな雰囲気を醸し出すことで、職場の空気が和らぎ、些細なことでも気軽にやりとりできるようになります。日々のコミュニケーションが良くなれば、仕事のヒントになる会話も増え、業務の生産性や従業員の幸福感にも良い効果を生むことに繋がると信じています。
LIXIL Behaviorsの中で個人的に一番好きなのはWork with Respectですが、最も重要で、課題を感じた時に解決に導いてくれると思っているのはDo The Right Thingです。
「正しいこと」は、それぞれの捉え方が違うこともありますが、Work With Respectの姿勢で丁寧にコミュニケーションを取り合い、対話をすることで、何が最も正しいのか、公正なのかということをお互いが納得して進めることができるのではないかと思っています。
また、丁寧なコミュニケーションの積み重ねはお互いを助け合ったり、社内の人脈を広げたりすることに役立ちます。私は資料を作る時、考えていることを言葉にすることはできても、絵で表現したり、スライドにまとめたりするのが苦手なのですが、そういう時に、この分野が得意な人を知っているということで協力し合いながらよい仕事ができます。
LIXILでの仕事にどんな魅力を感じていますか?
LIXILは学びの環境がとても充実しています。LIXILの社内、あるいはマーケティング部門には、家族の介護をしている方、育児中の方、転職されてきた方、他の部署から異動されてきた方など、様々な方がいらっしゃいます。皆さんが置かれている状況はそれぞれに異なり、考え方も多様です。そういった方々と触れ合い、考え方を知ること自体が私にとっての学びになっています。
私がミーティングなどに出られない場合は、チームメンバーが代役を務めてくれていてとても感謝しています。一方で、私自身も、昼休み中や夕飯後の時間を使って、タスクの確認や資料作成などをして仕事に遅れがでないよう努めています。
昨年6月に三男を出産し、その2ヶ月後の8月に復職をしました。 会社が奨励している在宅勤務をフルに活用しているからこそ、出産してすぐにフルタイムで復職が可能でした。
LIXILには、従業員がもっと頑張ろう、もっと頑張りたいと思えるようなサポートを会社が十分に考えてくれていると感じています。
LIXILでのキャリアをめざしている人に一言お願いします。
世界では休みなく様々な出来事が起こっていますが、その中で悲しい思いをしている人を少しでもなくしたいという気持ちが私の原動力になっています。 衣、食、住は私たちの暮らしの最も必要かつ基本的な要素ですが、LIXILはその中の「住」を豊かにする使命を掲げている 大変素晴らしい会社だと思います。
2024年3月インタビュー時点