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自然豊かな生活の中で生み出すイノベーション

作成者: LIXIL|2025年05月09日

自己紹介をお願いします。

宗像友紀です。ビル事業部ビル商品管理部に所属しています。今は長野県の自宅で在宅勤務をしており、自然豊かな田舎で子育てを楽しみながら、新規事業の立ち上げに取り組んでいます。

LIXILでどのような仕事をしてきたのですか?

私は もともと埼玉県に住んでいて、都内にあるオフィスに通勤して、キッチンやインテリアの開発をしていました。2018年に長野県に引っ越し在宅勤務で働き続けることができています。田舎暮らしと子どもたちを自然豊かな環境で育てたいという希望もかなえることができました。

田舎暮らしを続ける中で農業がより身近な存在になり、 都会の方にも自ら野菜を育て、食べるという体験をして欲しいと思うようになりました。そうした気持ちを込めて開発・製品化したのが「ベジテリア アウトドア」です。植物を栽培する土壌装置と人びとが団らんしたり休息したりする場所を一体化した屋外ユニットで、植物や野菜の栽培を楽しみながら、緑の中に憩いの場を作ることができます。 

LIXILで働く中で、モチベーションが上がったり、やり甲斐を感じたりした出来事を教えてください。 

LIXILにはイノベーションを奨励する企業文化があり、「スリーボックス・ソリューション」という考え方に基づいて、新規事業の提案や取り組みを奨励しています。「ベジテリア アウトドア」を事業化することができたきっかけも、ビル事業部が行った新規事業のアイデアコンテストでした。自分が成長できるチャンスをつかみたいと思い、以前から温めていたアイデアを提案し、500件以上の応募案件の中から最優秀賞に選ばれることができました。

応募した時は絶対に受賞したいという強い気持ちを持っていたので、どうしたら良い製品になるかを1日中考えていました。それだけに、最優秀賞をいただけたことはとても嬉しかったですし、何としても成功させようという意欲とやり甲斐も高まりました。

 「ベジテリア アウトドア」は、会社の中にも憩いの場を提供できる製品ですので、従業員のエンゲージメントを高める効果も期待できます。私は、社内で従業員自身がより良い職場を目指し活動を推進している団体「ワクワク向上委員会」に「突撃メール」を出して、社内でも活用してもらえるようアピールしました。その結果、現在は千葉県野田市の事業所のほか、一関製作所(岩手)、有明工場(熊本)、久居製作所(三重)、伊吹工場(岐阜)に「ベジテリア アウトドア」が設置されています。

LIXILでの仕事にどんな魅力を感じていますか? 

LIXILは「1人の力ではできない仕事ができる会社」だと思います。 今の仕事の開発担当は私1人ですが、「One LIXIL」という言葉通り、社内にはみんな仲間だという雰囲気があって、いつも積極的にコミュニケーションを取り合っています。自分が一生懸命やったことを発信すると、社内のいろいろな人たちが見てくれていて、協力してくれることがとても多いです。

「ベジテリア アウトドア」を製品化する際には、社内で実施したモニター評価を通じて、使いにくい部分や生産性などについてのコメントをもらい、それが製品の品質改善につながりました。 

私は現在、リモートワークが中心ですが、コミュニケーションを自分からとれる性格なので、 何か困ったことがあったら「誰か助けて」とすぐに発信できますし、実際にいつも助けてられています。在宅ワークだからといって孤独感を感じたり、1人だからできないと悩んだりしたことはないです。 他の従業員とリアルで会う機会は多くないですが、皆さんが社内のコミュニケーションツール上でいろいろと発信をしてくれるので、それを見れば、誰がどんなことを得意にしているのか、ということがすぐに分かります。 例えば動画を作りたいと思ったら、動画についてのやりとりを見たり、地方での事業活動を知りたいと思ったらいろいろな工場のサイトを見たりして、情報収集をします。自分が発信できる場所を見つけたり、協力してもらえる方を探したりすることもできます。 

LIXILでのキャリアをめざしている人に一言お願いします。

会社人生をより豊かで有意義なものにするには、どんな仕事をするか、だけでなく、どのように仕事をするか、を考えることも大事だと思います。以前の私は職場に合わせて住む場所を決め、そこで仕事と子育てをしながら暮らすという毎日でした。今は、長野県に住みながら、今までのキャリアを捨てることなく、自分がやりたいと思う新規の商品開発に取り組むことができています。

それが可能になったのは、会社の支援や上司、チームの皆さんのサポートのおかげです。リモートでの仕事が認められ、時短勤務を活用して子育てもうまくいっています。時短勤務でも、集中すれば仕事をやり切ることができますので、人より仕事の量が少ないかというと、そういうわけでもありません。これから先も時短勤務をフル活用して、仕事と暮らしの両方を充実させていきたいと思っています。

2024年3月インタビュー時点