地元の木材を活用した次世代環境配慮型木造店舗 「セブン‐イレブン福岡ももち店」に導入することで、両社の脱炭素化社会に向けた取り組みがさらに加速
株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、福岡市産木材を主とした国産木材を活用し、省エネ、創エネ、蓄エネの設備を備えた次世代環境配慮型木造店舗 「セブン‐イレブン福岡ももち店」(所在地:福岡県福岡市、2024年8月28日オープン、以下本店舗)に、リサイクルアルミ使用比率100%の循環型低炭素アルミ形材「PremiAL R100」(プレミアル アール100)が初めて※1導入されました。
※1 LIXIL調べ
LIXILと株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永松 文彦)は、2024年2月29日にオープンした「セブン‐イレブン三郷上彦名店」での「PremiAL R70」採用を皮切りに、LIXILが生み出した環境負荷低減につながる建材と、それを活用したセブン‐イレブン店舗の建築における環境配慮を通じた、脱炭素社会の実現に貢献してまいりました。今回の「PremiAL R100」の採用で両社の取り組みが前進しました。また現在、改装店舗などから回収したアルミをリサイクルしてアルミ形材をつくり、新店舗の建設に再利用していく、水平リサイクルも視野に入れた導入を検討しています。
本店舗は、建物の躯体、内外装に福岡市産木材を主とした国産木材を活用するとともに、省エネ、創エネ、蓄エネの設備を複合的に搭載するなど、環境に配慮した木造店舗です。
(参考URL:https://www.sej.co.jp/company/news_release/news/2024/202408281300.html)
構造体に炭素を固定できる国産材を使用していることに加え、本店舗のフロントサッシに「PremiAL R100」を採用いただくことで、建てるときのCO₂排出量(エンボディドカーボン)の削減に貢献し、建築物の環境価値向上にも寄与することができます。
「PremiAL R100」は、第三者検証である「SuMPO EPD(旧:エコリーフ)」※2を取得しています。原材料調達・輸送・製造までのCO₂排出量が2.9kgであることがエコリーフ認証されており、エンボディドカーボンの排出量の数値化を実現しています。これは、新地金を100%使用したアルミ形材のCO₂排出量と比較すると、約80%の削減ができる※3ことを意味します。
※2 一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が運営する環境情報開示方法の仕組みで国際規格「ISO 14025 タイプⅢ環境宣言(EPD)」に準拠しています。
※3 LIXIL試算による
LIXILでは、環境ビジョン2050「Zero Carbon and Circular Living(CO₂ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、2050年までに事業プロセスと製品・サービスによるCO₂排出量を実質ゼロにすることを目指しています。ビジョンの実現に向け、環境戦略では「気候変動対策を通じた緩和と適応」、「資源の循環利用を促進」を重点領域に設定しています。ハウジング事業では、2031年3月期までにリサイクルアルミの使用比率100%を目標に掲げています。
LIXILは今後も、PremiALをはじめとした循環型低炭素素材などを通じて、資源循環の推進や環境負荷低減を図り、持続的成長と社会へのインパクト(良い影響)の創出に取り組みます。
<参考資料>
■「PremiAL R100」採用概要
LIXIL商品名 店舗用アルミサッシ「MLシリーズ Lタイプ(フロント仕様)」
主な該当部位 フロントサッシ
施主・施工 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン
店舗名 セブン‐イレブン福岡ももち店
所在地 福岡県福岡市
■「PremiAL R100」の特長
※4 https://ecoleaf-label.jp/より引用