SHARE

    SFプロトタイピングでイノベーションの可能性を探求する「未来共創計画」でアイデアコンテスト「FUTURE LIFE CREATIVE AWARD」を開催

    SFプロトタイピングでイノベーションの可能性を探求する「未来共創計画」でアイデアコンテスト「FUTURE LIFE CREATIVE AWARD」を開催 サムネイル画像

    最優秀賞に選ばれた方とLIXILが共に受賞アイデアを具現化する共創プログラムも

    株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、『誰も見たことのない世界を想像し、その世界での「豊かな暮らし」』とは何かを社外の皆さまと探求していくことを目指して「未来共創計画」を立ち上げました。この一環として、2023年2月15日より、未来の「豊かな暮らし」を探求するためのアイデアを公募する「FUTURE LIFE CREATIVE AWARD」を開催します。

    https://landing.lixil.com/futurelifecreativeaward

    「未来共創計画」では、アノン株式会社をパートナーに、SFを通じて思考を拡張させるSFプロトタイピングの手法を用いて、未来に向けたイノベーションの可能性を探求しています。この度、「未来共創計画」で描いた未来の住まいの世界観を表現する2篇のSF小説を公開する運びとなりました。そして同時に、未来の「豊かな暮らし」を探求するためのアイデアを公募する、「FUTURE LIFE CREATIVE AWARD」を開催します。最優秀賞に選ばれた方には、特典としてLIXILとともに受賞アイデアの世界をさらに探求し、具現化する共創プログラムをご用意しております。『誰も見たことのない「豊かな暮らし」』をテーマにした大胆な発想によるアイデアを募集します。

     

    <参考資料>
    「未来共創計画」とは
    LIXILは、誰も見たことのない世界を想像し、その世界での「豊かな暮らし」とは何かを社外の皆さまと探求していくことを目指して未来共創計画を立ち上げました。
    たとえば、無機物と有機物が融合し、持続可能な社会が成り立つ未来が訪れたとき、人々の暮らしはどのように変化し、住まいはどのような意味を持つ場所になるのでしょうか?今回は、SFを通じて思考を拡張させるSFプロトタイピングの手法を用いて、未来に向けたイノベーションの可能性を探求しています。SFの社会実装をミッションとするアノン株式会社をパートナーに、未来の住まいについて描いた2篇のSF小説を公開するとともに、生活者のみなさまとアイデアを募り未来を共創する「FUTURE LIFE CREATIVE AWARD」を開催します。

    ●特設ページ
    https://landing.lixil.com/futurelifecreativeaward

    ●SF小説
    【ストーリー①】
    持続可能の土塊(つちくれ)
    “家が生きている未来”では、温度や湿度を自由に管理し、酸素を生み出すことも可能になった。リフォームすら不要になり、絶えず再生することで新築同然の住まいを手にしたはずだった。そんなある日、土壌省から家とのエンディングを告げに1人の女性がやってくる。32年間の思い出がつまった家は、このままなくなってしまうのだろうかーーーー

    著者プロフィール:人間 六度(にんげんろくど)
    2023021501_0227歳。愛知県出身。急性リンパ性白血病寛解後、日本大学芸術学部文芸学科に入学。今も在学中。「スター・シェイカー」で第9回ハヤカワSFコンテスト大賞、「きみは雪をみることができない」で第28回電撃小説大賞メディアワークス賞を受賞。

     

    【ストーリー②】
    我が家の壁内細菌フローラ
    遺伝子を設計された微生物群によって、間取りも変えられる家が当たり前になった時代。私は、実家で家事をしながら妹と電話していた。同じ家に住み続け、ライフスタイルの変化に応じて住居をカスタマイズしてきた私と、自由奔放に世界を旅して次々と住む場所を変えても、育った家の環境を再現したがる妹。私たちってやっぱり姉妹なんだな。

    著者プロフィール:柞刈 湯葉(いすかりゆば)
    2023021501_03SF作家。福島県生まれ。分子生物学系の研究職を経て、2016年「横浜駅SF」(カドカワBOOKS)で小説家デビュー。2019年に大学を退職し現在は専業作家。小説に「人間たちの話」(ハヤカワ文庫JA)「まず牛を球とします。」(河出書房新社)他、漫画原作「オートマン」(講談社)、エッセイ「SF作家の地球旅行記」(産業編集センター)など

     

    「FUTURE LIFE CREATIVE AWARD」とは
    未来共創計画の一環として、未来の「豊かな暮らし」を探求するためのアイデアを公募する、FUTURE LIFE CREATIVE AWARDを開催します。最優秀賞に選ばれた方には、特典としてLIXILとともに受賞アイデアの世界をさらに探求し、具現化する共創プログラムをご用意しております。『誰も見たことのない「豊かな暮らし」』をテーマにした大胆な発想によるアイデアを募集します。

    ●応募概要
    【名称】
    FUTURE LIFE CREATIVE AWARD

    【テーマ】
    LIXILと共創したい『誰も見たことのない「豊かな暮らし」』

    【賞】
    最優秀賞 1作品 / 賞金 30万円+LIXILとの共創プログラム
    LIXIL賞  1作品 / 賞金 10万円

    【応募期間】
    2023年2月15日(水)~ 3月14日(火)

    【参加資格】
    プロアマ問わず 
    ※未成年の方は予め保護者の同意を得たうえでご応募ください。

    【作品形式】
    小説・絵画・イラスト・マンガ・アニメーション・彫刻・インスタレーションなど、アイデアの表現方法やサイズは自由

    【提出物】
    Word・JPG・txt・PDF、MP4などの各種データ形式

    【主催】
    株式会社LIXIL ※協力:アノン株式会社


    ●最優秀賞特典について 
    最優秀賞受賞者は、特典としてアワード後に共創プログラムにご参加いただきます。プログラムでは、LIXIL社員とディスカッションを複数回行いながら模型(予定)を制作し、作品世界の具現化を目指します。
    ※最優秀賞にはディスカッション参加が必須となります。

    ●スケジュール(予定) 
    【応募期間】
    2023年2月15日(水)~3月14日(火)

    【選考・審査】
    2023年3月下旬~4月中旬

    【結果発表】
    2023年5月中旬 

    【共創プログラム】
    2023年5月下旬~7月上旬

    【制作模型の発表】
    2023年8月下旬
    ※予定が変更になる可能性がございます 


    ●審査員
    ・羽賀 豊(LIXIL Housing Technology ビジネスインキュベーションセンター センター長)
    2023021501_042014年、株式会社LIXIL入社。ハウジングテクノロジー事業のプロダクトデザインやUIデザインを担うデザイン部門責任者として活動しながら、2019年にビジネスインキュベーションセンターの企画と設立を行い、新規事業立上げを推進中。2021年4月よりハイエンドブランド「NOEDA」を発足し、事業責任者として運営にも携わる。

    ・浅野 靖司(LIXIL Water Technology Japan 事業企画部 部長)
    2023021501_051990年、株式会社INAXに入社。2008年にトイレ事業部商品部長、2015年に水栓事業部 事業部長を経て、2017年 LWT Japan新規事業推進部を創部。クラウドファンディングや異業種との協業、新業界への展開など、新たな取り組みにより、「オンデマンドエコカラット」や泡シャワー「KINUAMI U」などの新規事業を複数立上げ。エンドユーザーへのスピーディーな価値提供の実現に取り組んでいる。

    ・樋口 恭介(SF作家 / anon.inc CSFO(Chief Science Fiction Officer))
    2023021501_06「構造素子」で第5回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞。「未来は予測するものではなく創造するものである」で第4回八重洲本大賞を受賞。編著「異常論文」が「SFが読みたい!2022年版」の国内SFランキング1位。その他の著書に「すべて名もなき未来」「眼を開けたまま夢を見る」「生活の印象」。

    ・大澤 博隆(慶應義塾大学理工学部管理工学科准教授)
    2023021501_07慶応義塾大学理工学部准教授および筑波大学システム情報系客員准教授、HAI研主宰者。ヒューマンエージェントインタラクション、人工知能の研究に幅広く従事。共著として「SFプロトタイピング:SFからイノベーションを生み出す新戦略」など。監修として「SF思考ビジネスと自分の未来を考えるスキル」など。人工知能学会、情報処理学会、日本認知科学会、ACM等会員、日本SF作家クラブ第21代会長。博士(工学)。

    【審査員コメント】
    今からは想像できないほどテクノロジーが進んだ未来では、自然と共生しながら循環社会が成立している世界になっていると本プロジェクトでは考えています。住宅においても利便性が高まり、「豊かな暮らし」の定義や概念も変わっているでしょう。人が豊かになることはもちろん、社会全体や環境までも豊かになる未来では、どのようなビジネスが求められるのか、ぜひ皆さまの驚くアイデアを楽しみにしております。

     

    SHARE

    関連記事