SHARE

    支援プロジェクトを通じて総額4,000万円の寄付が決定 ハウジングと水まわりの対象商品購入で、子どもたちの生活の質向上に貢献

    支援プロジェクトを通じて総額4,000万円の寄付が決定 ハウジングと水まわりの対象商品購入で、子どもたちの生活の質向上に貢献 サムネイル画像

    株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、日本国内で2023年10月~12月に実施した2つのプロジェクト「住まいから未来へつなぐプロジェクト~気候変動の影響を受ける子どもたちのために~」と「みんなにキレイをプロジェクト~世界中にトイレと手洗いを~」において、多くの方から共感・支援をいただき、公益財団法人日本ユニセフ協会に総額約4,000万円を寄付することとなりましたことをご報告いたします。寄付金は、支援を必要としている子どもたちのためのユニセフ(国連児童基金、以下ユニセフ)の活動に活用されます。

    ■「住まいから未来へつなぐプロジェクト~気候変動の影響を受ける子どもたちのために~」を通じたパキスタン支援
    日本国内のハウジングテクノロジー事業(LHT)にて実施した新プロジェクト「住まいから未来へつなぐプロジェクト」での寄付金総額は、2,000万円となりました。LIXILでは寄付金の用途を、災害に見舞われた地域の子どもたちへの緊急復興支援と気候変動に備えるための適応対策支援の2つの活動に充てるとしていますが、前者については、世界でも類を見ない未曽有の大洪水で被害が大きく、復興に時間がかかっているパキスタンに対し、今年度の寄付の一部を拠出することを決定しました。 
    2022年同国を襲った豪雨は、同年8月末までに過去30年間の全国平均の降水量の約2.9倍に達し、未曽有の洪水と地滑りにより、3,300万人が被災しました。被災者の半数は子どもで、また合計1,100人が命を落としました。1年以上経った現在も被害の大きかった地区の多くは、インフラや衛生・教育サービスなどのあらゆる面においてパキスタン内で最も脆弱な場所の一つに数えられており、必要不可欠なサービスを受けられず支援を必要としている子どもたちが多数います。今年度の寄付の一部は、安全な給水・衛生環境の整備、急性栄養不良の子どもの治療、学習機会を継続するための支援の提供などに充てられます。

    LIXILは、「Zero Carbon and Circular Living(CO₂ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、2050年までに、事業プロセスと製品・サービスを通じてCO₂の排出を実質ゼロにし、水の恩恵と限りある資源を次世代につなぐ環境分野のリーディングカンパニーを目指しています。LHTでは「住まいから未来へつなぐプロジェクト」を通して、世界中の誰もが気候変動や気象災害のリスクに備え、必要以上におびえることなく、安心して豊かで快適な暮らしができるように、気候変動の影響を最も受けやすい子どもたちと地球環境を住まいから守っていく活動に取り組み、SDGs目標3、6、13、17の達成に貢献します。

    ■「みんなにキレイをプロジェクト~世界中にトイレと手洗いを~」を通じたケニア支援
    日本国内のウォーターテクノロジー事業(LWTJ)にて実施した「みんなにキレイをプロジェクト」での寄付金総額は、2,000万円となりました。昨年のプロジェクトで集められた寄付金は、LIXILとユニセフのグローバルパートナーシップ「MAKE A SPLASH!」を通じて、ケニアで基本的な衛生設備を使用できない約17万5,000人の衛生環境改善に貢献する活動に使われました。具体的には、学校での衛生的なトイレの設置、トイレの設置に必要な職業訓練、衛生環境の重要性に関する理解促進などです。詳細は下記リンク内寄付レポートをご参照ください。
    URL:https://www.lixil.com/jp/makeasplash/pdf/MaS_Kenya_Report2023.pdf

    ケニアは、特に農村部で深刻な衛生問題を抱えています。日常的な屋外排泄の割合は国全体で減少しているものの、 2019年時点で農村部を中心に470万人に上ります。 2020年には基本的な衛生設備を利用できたのは人口のわずか35.2%です。多くの家庭では、他の家庭と限定的なトイレを共有していたり、衛生的でない設備を利用しています。病気の蔓延を防ぎ、地域の健康を改善するには不十分な状況です。2023年「みんなにキレイをプロジェクト」においても、引き続きケニアの衛生環境改善の取り組みに寄付金が活用されます。

    LIXILは、「グローバルな衛生課題の解決」をインパクト戦略の優先取り組み分野の一つとして位置づけ、2025 年までに1億人の衛生環境を向上させるという目標を掲げています。LWTJでは、こうした日本でもできるプロジェクト活動を通じて、開発途上国向けに手頃な価格で革新的なトイレや手洗いなどの衛生ソリューションを提供するSATOブランドを活用し、グローバルおよびローカルレベルで活動する非営利団体や衛生分野における起業家との連携を通じて、人びとの健康を守る基本的な衛生設備に誰もがアクセスできる世界の実現を目指してまいります。

    <参考資料>
    ■2つの支援プロジェクトの概要

    住まいから未来へつなぐプロジェクト
    ~気候変動の影響を受ける子どもたちのために~
    みんなにキレイをプロジェクト
    ~世界中にトイレと手洗いを~
    ・メッセージ
    世界中の誰もが気候変動や気象災害のリスクに備え、必要以上におびえることなく、安心して、豊かで快適な暮らしができるように
    ・メッセージ
    日本のキレイが世界のキレイに繋がる
    ・目的
    住まいにおける気候変動の”緩和”と”適応”を推進するとともに、気候変動の影響を最も受けやすい子どもたちを支援する
    ・目的
    ケニアのトイレや手洗い習慣を促進する
    ・内容
    日本国内で高断熱の窓や玄関ドアなどの対象商品1台購入につき50円を寄付する
    ・内容
    日本国内で一体型シャワートイレやタッチレス水栓などの対象商品1 台購入につき1 ドル相当額を寄付する(1ドル=135円で換算)
    ・開始年
    2023年(第1回)
    ・開始年
    2022年(第2回)
    ・寄付先および用途
    ユニセフの自然災害緊急支援(給水・衛生環境の整備、急性栄養不良の子どもの治療、学習機会を継続するための支援の提供)ならびに気候変動対策支援活動(予防、リスク軽減、気候・環境教育、啓発、各国の政策や地域コミュニティの対応能力の強化、子どもと若者の参加などの、気候変動に対する適応力と回復力を強化する活動)
    ・寄付先および用途
    LIXILとユニセフのグローバルパートナーシップ「MAKE A SPLASH!」を通じ、ケニアのトイレや手洗い習慣を促進する衛生環境改善活動
    (学校の衛生設備の改良、学校や地域コミュニティにおける衛生習慣の促進)
    ・上限寄付金額
    2,000万円
    ・上限寄付金額
    2,000万円
    住まいから未来へつなぐプロジェクト特設サイト みんなにキレイをプロジェクト特設サイト

     


    ■LIXILのインパクト戦略とSDGsへの貢献 
    LIXILでは、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」というPurpose(存在意義)の実現を目指して、急速に変化する世界において日々の暮らしと社会にインパクト(良い影響)を生み出す製品やサービスの開発に取り組んでいます。特に、「グローバルな衛生課題の解決」「水の保全と環境保護」「多様性の尊重」の3つを優先取り組み分野として、事業活動を通じてさまざまな社会問題の解決を図ることで、SDGsの達成に貢献しています。



     

    ■LIXIL × SDGs NEXT STAGEとは
    2030年のSDGs達成に向けた貢献を加速させるため、日本国内のお客さま、ビジネスパートナー、そして次世代を担う子どもたちとともに展開する活動です。LIXIL SDGsアンバサダーの内田篤人さんとともに、SDGsに関する理解や関心、アクションを社会に広めていきます。
    公式HP:https://www.lixil.co.jp/corporate/sustainability/
    公式Instagram:https://www.instagram.com/lixil_sdgs/

     

    SHARE

    関連記事