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    住友林業社宅「みどりの社宅」に循環型低炭素アルミ形材 「PremiAL R100」を中大規模木造建築で初採用

    住友林業社宅「みどりの社宅」に循環型低炭素アルミ形材 「PremiAL R100」を中大規模木造建築で初採用 サムネイル画像

    建てるときのCO₂排出量(エンボディド・カーボン)削減に貢献

    株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、住友林業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:光吉 敏郎、以下住友林業)の自社社宅である「みどりの社宅」(所在地:茨城県つくば市、以下みどりの社宅)に、リサイクルアルミ使用比率100%の循環型低炭素アルミ形材「PremiAL R100」(プレミアル アール100)を中大規模木造建築で初めて採用いただく運びとなったことをご報告いたします。
    「PremiAL R100」のご採用により、建てるときのCO₂排出量(エンボディド・カーボン)の削減に貢献し、建築物の環境価値向上にも寄与することができます。

    住友林業では、かねてより建設業界におけるCO₂排出量の見える化や削減への取り組みを推進しており、建物のエンボディド・カーボンの見える化が、建設業界のカーボンニュートラリティの実現に非常に重要だと考えています。
    木造混構造の中大規模建築である「みどりの社宅」においても、設計時からエンボディド・カーボンを見える化し、CO₂排出量を削減する継続的なモニタリングのほか、採用する部材のEPD(Environmental Product Declaration)※1取得を部材・建材メーカーに働きかけています。
    ※1 資源採取から廃棄までの製品の全ライフサイクルにわたるCO₂排出量を見える化したISO準拠の環境認証ラベル

    「PremiAL R100」は、EPD認証制度の一つである環境ラベルプログラム「エコリーフ」※2を取得しています。原材料調達・輸送・製造までのCO₂排出量が2.9kgであることがエコリーフ認証されており、エンボディド・カーボンの排出量の数値化を実現しています。これは、新地金を100%使用したアルミ形材のCO₂排出量と比較すると、約80%の削減ができる※3ことを意味します。
    ※2 一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が運営する環境情報開示方法の仕組みで国際規格「ISO 14025 タイプⅢ環境宣言(EPD)」に準拠しています。
    ※3 LIXIL試算による

    LIXILでは、環境ビジョン2050「Zero Carbon and Circular Living(CO₂ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、2050年までに事業プロセスと製品・サービスによるCO₂排出量を実質ゼロにすることを目指しています。ビジョンの実現に向け、環境戦略では「気候変動対策を通じた緩和と適応」、「資源の循環利用を促進」を重点領域に設定しています。ハウジング事業では、2031年3月期までにリサイクルアルミの使用比率100%を目標に掲げています。

    LIXILは今後も、PremiALをはじめとした循環型低炭素素材などを通じて、資源循環の推進や環境負荷低減を図り、持続的成長と社会へのインパクト(良い影響)の創出に取り組みます。

     

    <参考資料>
    ■「PremiAL R100」採用概要
    LIXIL商品名                ビル用アルミサッシ「PRESEA-S」「PRO-SE」「PRO-SE・ BFG」
    主な該当部位              寝室・テナント・サテライト執務室 
    施主・施工                 住友林業株式会社
    プロジェクト名           みどりの社宅
    所在地                       茨城県つくば市

    ■「PremiAL R100」の特長
    20240806_PremiAL_SelectedBySumitomoForestry_01「PremiAL R100」は、原材料の100%にアルミリサイクル材を使用した循環型低炭素アルミ形材です。第三者認証の「【エコリーフ】環境ラベル」※4取得により、建設時に使用する建材の環境への影響を定量的に示すことを可能とし、低炭素建材を使用した建築物の環境価値の向上に貢献します。「PremiAL R100」1㎏あたりの原材料調達・輸送・製造までのCO₂排出量は2.9㎏で、新地金を100%使用したアルミ形材と比較すると、80%のCO₂排出削減に貢献します。※4 https://ecoleaf-label.jp/より引用

     

     

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