誰もが自分らしく活躍できる企業文化と社会の実現に向け、 さらなる前進を図る
株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、LGBTQ+に関する企業・団体等の取り組みを評価する「PRIDE指標」において、昨年に引き続き、8度目となる最高位の「ゴールド」を受賞しました。
LIXILではインパクト戦略における優先取り組み分野の一つに「多様性の尊重」を位置づけており、2030年までにLIXIL全体にインクルージョンの文化を定着させ、ジェンダー不均衡を是正することを目標としています。
2022年からは、グローバル規模の従業員リソースグループ(ERGs:Employee Resource Groups)として、ジェンダー平等、多文化、障がい、働く親や介護者、LGBTQ+にフォーカスした5つのグループを立ち上げ、従業員が主体となり活動しております。LGBTQ+のグループは、6月のプライド月間に合わせて、初の従業員参加型イベントを対面で開催、また社内SNSでは月間ニュースレターなど、積極的な情報発信をしています。
また2024年10月には、多様な従業員が健康で自分らしく生き生きと働き続けるための制度「セルフケア休暇」(年間12日間 有給扱いで取得可能)の取得事由に「トランスジェンダーのホルモン療法のための通院」を追加し、当事者が働きやすい職場環境の向上を図っています。
社外向けには、パブリックトイレの情報に特化したWebサイト「LIXILパブリックトイレラボ」にて、「トイレへのアクセスは、基本的人権のひとつ」をキーメッセージとして発信しています。サイト内コンテンツ「利用者視点で考える」の中に「性的マイノリティ(トランスジェンダー・ノンバイナリー)」のページを設け、基礎知識の提供、困りごとの周知、課題や解決策の提案などを行っています。
2025年7月には、新たに追加したコンテンツ「LIXILの研究」に「トイレのオールジェンダー利用に関する研究会」のページを設け、2017年から継続している産学共同研究会での成果を公開しています。その他、多くの取材対応、講演やセミナー活動を通じて、業界全体への働きかけを継続しております。
LIXILは今後も、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」を推進し、様々な視点を取り入れることで、多様なニーズに対応したイノベーションや持続可能な成長を実現してまいります。
・LIXILパブリックトイレラボ トップページ:https://www.lixil.co.jp/ud/publictoiletlab
・「LIXILの研究」トイレのオールジェンダー利用に関する研究会:
https://www.lixil.co.jp/ud/publictoiletlab/study/all-gender-use/
<参考資料>
PRIDE 指標について
「PRIDE 指標」は、LGBTQ+など性的マイノリティが働きやすい職場づくりを日本で
実現するためにwork with Prideが2016年に策定した日本で初めてとなるLGBTQ+
に関する企業・団体等の取り組みの評価指標です。
Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活
動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会
貢献・渉外活動)の 5 つの指標で構成されており、各指標内で指定の要件を満たして
いれば点数が付与され、点数により、ゴールド、シルバー、ブロンズとして企業・団体
が認定されます。