■国内事業は水まわりのリフォーム売上が回復も原材料などのコスト上昇で一時的に収益悪化
■海外事業は米国・中国の住宅需要低迷が継続も、欧州・IMEA地域が堅調で増益
株式会社LIXIL(以下 LIXIL)は本日、2027年3月期第2四半期決算(2026年4月―2026年9月)を発表しました。
LIXIL 社長 兼CEO 瀬戸欣哉のコメント
「2027年3月期上期は、供給体制の混乱が収束し、国内で水まわりのリフォーム売上が回復したほか、欧州やIMEA地域をはじめとする海外の主要市場において堅調な売上を維持しました。一方で、原材料や資材価格の高騰に加え、中東情勢を受けたコスト上昇影響もあり、利益の回復は限定的でした。アルミ価格をはじめ、コスト高によるマイナス影響は下期にかけても続くと見られますが、特に日本において需要期となる第3四半期以降は、ハウジング事業を含む全商材において価格改定効果が本格化する見通しです。収益性の向上と成長軌道への回帰を着実に進めていきます。
事業環境の不確実性は国内外で急速に高まっており、迅速な対応が必要な局面です。LIXILでは、経営の基本的方向性を示した『LIXIL Playbook』に基づき、変化に強い事業基盤の構築に取り組んできました。機動的なサプライチェーンによる供給不安への対応や、コスト上昇に対する適正な価格転嫁などはその成果です。中長期的な需要拡大に向けて、ハウジング事業では独自の再生アルミ『PremiAL』をはじめとする差別化製品の海外展開を強化しており、今後北米や中東地域でも市場を拡大させていきます。水まわりと建材にまたがる幅広いポートフォリオをグローバルで最大限活用することで、今後も持続的な成長と社会・環境に対するインパクトの創出につなげていきます」
◆決算の概要(6か月累計)
売上収益
連結売上収益は、前年同期比3.6%増の7,625億円でした。国内では水まわり事業でリフォーム向け売上が回復した一方で、ハウジング事業はリフォーム向け売上が低調でした。国内事業の売上は前年同期から1%減の4,957億円でした。海外事業は欧州、インド・中東・アフリカ(IMEA)地域が好調で前年同期比12%増の2,828億円、為替の影響を除く現地通貨ベースでも増収でした。
事業利益
事業利益は、前年同期から114億円減の55億円でした。海外事業では欧州、IMEA地域の堅調な売上や、価格改定、米国での構造改革効果が利益の下支えとなったものの、国内事業では原材料・資材価格の高騰によるコスト高のほか、ハウジング事業の売上減が響きました。
親会社の所有者に帰属する最終中間利益
最終損益は、その他費用および金融費用は減少したものの、事業利益の減少のほか、前期に発生した税金費用減少の反動増により、前年同期から79億円悪化し46億円の赤字となりました。
事業・地域別の業績
水まわり事業を手がけるLIXIL Water Technology(LWT)の国内事業の売上収益は前年同期比2.2%増の1,573億円でした。事業利益は、資材価格の高騰を価格改定効果で補い、前年同期比12.3%増の108億円でした。
LWTの海外事業の売上収益は11.1%増の2,654億円となりました。欧州地域はドイツ・東欧での販売が好調で、2%の増収でした。インド・中東・アフリカ(IMEA)地域は14%の増収でした。インド、サウジアラビアを除く湾岸諸国、北西アフリカなどで販売数量が増加しました。アジア太平洋地域は、ベトナム、インドネシアの売上成長により5%の増収でした。アメリカは住宅需要が弱含むなか、価格改定効果に加えリテール向けなどが貢献し売上は横ばいでした。中国は不動産市況低迷によりプロジェクト向けの不振が継続し、16%の減収となりました。LWT海外事業の事業利益は前年同期比10.1%増の120億円でした。
ハウジング事業等を展開するLIXIL Housing Technology(LHT)の売上収益は、前年同期比で2.6%減の2,523億円となりました。事業利益は112億円減の11億円でした。リフォーム向け売上が低調に推移したのに加え、原材料、資材価格高騰の影響が出ました。
リビング事業(Living)の売上収益は、前年同期比3%増の1,033億円、事業利益は37.0%減の22億円でした。リフォーム向け売上が好調に推移したものの、為替悪化と資材高によるコスト上昇が収益性に影響しました。
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