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    初の公共部門エンゲージメント専門部隊LIXIL Public Partners(LPP)を設置

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    公共部門との戦略的な連携を強化

    株式会社 LIXIL(以下 LIXIL)は、この度、公共部門エンゲージメントを専門に行う新組織LIXIL Public Partners(以下 LPP)を設置しました。LPPは、政府や公共部門などの主要ステークホルダーとの連携を促進し、シナジーの最大化を図ることによって、水と衛生の分野における革新的なソリューションを提供することを目指しています。LIXILは、安価で安全な衛生製品を提供する「SATO」ブランドの事業や、米国における衛生課題に対応する新規インフラの構築など幅広い活動を展開していますが、LPPの設置を通じて、「グローバルな衛生課題の解決」に向けた取り組みをさらに加速させます。

    LPPの新設にあたり、LIXILは、SATO事業部リーダーを務めるErin McCusker (エリン・マッカスカー)を2022 年6月1日付で、常務役員 SATO事業部 リーダー 兼 LIXIL Public Partners リーダーに任命しました。McCuskerは、LIXILと世界各地の公共部門との連携強化や革新的な製品・ソリューションの提供を通じ、水と衛生の分野におけるグローバルな課題の解決に向けて協力して取り組むための運営モデルの構築や戦略の推進を担います。

    多くの国や地域では、誰もが安全に暮らすことができる社会インフラや環境の整備を重視した取り組みが進んでいます。このような動きの中で、水と衛生へのアクセスを基本的な権利として義務付けている公共部門にとって、ソリューションやリソースを提供することが求められています。LIXILは、コーポレート・レスポンシビリティ(CR)戦略において「グローバルな衛生課題の解決」を掲げ、2025年までに1億人の衛生環境を改善することを目標としていますが、この目標実現に向けて公共部門との連携は欠かせないものであり、大きな機会と可能性につながります。新設されたLPPでは、新たな機会へ対応を進めるために、LIXILの持つ既存技術や専門チームを活かし、関係部署間のシナジーの最大化を図ります。地域住民を含むステークホルダーに革新的なソリューションを提供するために、企業・政府間(B to G)チャネルをより強固なものとし、支援する運営モデルの確立を目指します。

    McCuskerは次のようにコメントしています。「LIXILは、その専門性を活かし、世界中で生活者視点のソリューションを提供してきた実績があり、開発に携わる国際機関との長期的な関係を築いてきました。この実績こそがLIXILの強みであり、家庭における水と衛生の分野では信頼できるパートナーとして、公共セクターから評価いただいています。世界全体を見渡すとSDGs の目標6『安全な水とトイレを世界中に』を達成し、持続的なアクセスを実現するためには、米国政府が最近発表したアクションプランに代表されるようなさらなる取り組みが求められています。私たちは、新しい発想や手法を用い、公共部門と民間企業とのより効果的な連携を推進していくことで、目標を達成することができると信じています」

    事業戦略、および官民連携において豊富な経験と知見を持つMcCuskerは、2018年にLIXILに入社し、低所得者地域向けに衛生ソリューションを提供し、ソーシャルビジネスを展開するSATO事業部を率いてきましたが、今後はLPPのリーダーも兼任します。SATO事業は、これまでに世界44カ国で約3,500万人のユーザーの衛生環境を改善してきました¹。McCusker統括のもと、SATOは3年連続で出荷100万台を達成しており、最近では米国国際開発庁(USAID)との間で、世界の衛生環境の改善を目指す新たな戦略的パートナーシップ「Partnership for Better Living」の発足に尽力し、同機関より1,000万ドル(約12億円)の助成金を通じて、グローバルな衛生課題の解決に向けた取り組みを加速させていきます。

    ¹ ※1 JMP統計「Progress on household drinking water, sanitation and hygiene, 2000-2020」に基づく(Open defecation、Unimproved、Limitedの合計)

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