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    地場工務店の匠が手掛けた断熱リノベの実例集『断熱リノベの匠』を展開 第3弾は、家と庭を再生し、新築のような暮らし心地を実現した事例を公開

    地場工務店の匠が手掛けた断熱リノベの実例集『断熱リノベの匠』を展開 第3弾は、家と庭を再生し、新築のような暮らし心地を実現した事例を公開 サムネイル画像

    庭の再生をすることで、暮らしやすい街並みに

    株式会社LIXIL(以下 LIXIL)は、地場工務店の匠が手掛けた断熱リノベの実例集『断熱リノベの匠』を展開しています。そしてこの度、第3弾としてSW(スーパーウォール)工法リフォーム加盟店の株式会社櫻井建設(山形県、代表取締役 櫻井 靖)が手掛けた、築47年の家をフルリノベーションした事例を公開したので、お知らせします。

    森林が総面積の7割以上を占める自然豊かな山形に拠点を置き、地元に根ざした工務店として54年となる櫻井建設。10年前に先代から引き継ぎ、耐震等級3+制震・HEAT20 G2・C値0.36以下・長期優良
    住宅・ZEHを標準とした、未来基準の家づくりに力を注ぐ匠(たくみ)が代表取締役社長 櫻井 靖 氏だ。
    櫻井氏は、資材や電気代の高騰、空き家の増加など、世の中のさまざまな問題を建築の視点から解決すべく積極的な取り組みを行っている。その中でもSDGsについては、環境建築のトップランナーとして、持続可能な世界を実現するための17の目標のうち11にアプローチ。ZEHについても普及目標85%を目指して着実に実績を積み重ねている。
    そんな活動の一環として、いま注力しているのがZEHリノベである。既存住宅を新築同様の高性能ゼロエネルギーハウスに再生するのだが、特徴的なのが、家の再生だけではなく庭の再生「リガーデン」にも目を向けているというところだ。



    20230921_dannnetsu02株式会社 櫻井建設
    代表取締役社長 櫻井 靖 氏
    「ずっと健康でわくわくする未来への架け橋になること」を家づくりのミッションに掲げ、SDGs 経営にも取り組む櫻井氏。近年は地域社会の未来のために、できる限りエネルギーを自給し、環境にやさしく子供たちが笑顔で暮らせるZEH(ゼロエネルギーハウス)に力を入れた住まいを推進している。




    20230921_dannnetsu06

    築47年の老朽化した家をフルリノベーション。仕切りの多いクローズドな空間から、オープンで開放的な空間に。壁際は1階と2階を繋ぐ吹き抜けになっており、家全体の通気性をうながし、温度差の少ない快適な住まいに再生。新築の高性能住宅並みの暮らし心地が体感・宿泊できるZEHリノベのモデルハウスを完成させた。



    リノベ前:街並からも取り残された状態で                            リノベ後:フルリノベーションを終え、
    空き家になっていた築47年の旧家屋                                  新築のようなモダンデザインの住宅に

    櫻井氏は、鬱蒼とした森のような状態だった築47年の空き家に出会ったことをきっかけに、物件を買い取ってZEHリノベのモデルハウスの計画をスタートさせ、この夏に完成させた。通常なら樹木は一掃して建物工事を進めるところだが、その土地の記憶とも言える立派な紅葉の木など既存樹を残すことを選択したという。
    その昔、この家の住人は縁側から通りがかる近所の人に声をかけ、挨拶を交わし、色づく紅葉をともに楽しんだのではないか。そんな光景が目に浮かび、地域のつながりを育む庭、そして街並をつくることも工務店の役割ではないかと考えるようになったと櫻井氏は語ってくれた。


    食卓を家の中心に、というコンセプトの          2階の居室は、やわらかな光を採り入れる         水まわりの位置は概ね
    もと、気持ちのよい朝の光を採り入れる、       ことができ、通気性のよい、開放感のある         そのままに、機能的で
    眺めの良いダイニングをプランニング。          心地よい空間。                                             ミニマルなスタイルに。


    人生100年時代だから、築年数の経った住宅もしっかり再生して快適に長く住み続ける時代では⋮と櫻井氏。LIXILの「まるごと断熱リフォーム」の登場がリノベーションに取り組む姿勢を大きく変えたのだという。そのポイントになるのが断熱・耐震・劣化の診断サポート。老朽化した家を高性能住宅に甦らせることは新築住宅を建てるより大変であり、精度の高い診断は欠かせない。その負荷のかかる部分を専門家がサポートしてくれる価値は高いようだ。
    また、施工しやすい断熱材「スーパーウォールパネル」や住宅の状況に合わせて選択できる工法も、断熱リノベを採用しやすくしている。今後ますますひろがる実家問題や空き家問題を解決し、地域の美しい街並を残していきたいという想いを語る櫻井氏。今回手がけたZEHリノベのモデルハウスを通じて発信するメッセージは、山形の人たちにもきっと伝わるに違いない。


    独立した台所の間仕切壁を取り払い、開放的なリビングダイニング空間に一新。


    構造躯体は活かして耐震性を強化。気密測定を実施し、再生後の住宅性能も確認。



    Reform Data
    延床面積:33.1坪/木造2階建/築年数:1976年竣工・築47年/エリア:山形県
    山形市 断熱リフォームによる性能改善:省エネ区分 4地域
    改修前4.55W/(㎡・K)→改修後0.33W/(㎡・K)、C値0.71

    ■建物の状況をVRで公開しています
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    https://s.lixil.com/before_01               https://s.lixil.com/kaitai                     https://s.lixil.com/after_01 
    Before                                                  解体中                                                After
    着工前                                                                                                           竣工後



    20230921_dannnetsu16まるごと断熱リフォームは、今ある住まいを、一棟まるごと断熱改修することで高性能住宅化できる先進の工法。すぐれた性能の断熱材により、壁・天井・床をしっかり覆い、高断熱の窓や玄関ドアに交換。外気温の影響が少なく、快適・健康・省エネを実感できる暮らしを実現する。


     

     

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