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    数百年後の地球を舞台に、ひとつの未来のカタチを描く。最優秀賞受賞者と共創したムービー「未来共創 sumika7.0」を公開

    数百年後の地球を舞台に、ひとつの未来のカタチを描く。最優秀賞受賞者と共創したムービー「未来共創 sumika7.0」を公開 サムネイル画像

    未来の「豊かな暮らし」を探求するイノベーションプロジェクト「未来共創計画」

    株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、SF思考で暮らしのアイデアを公募した「FUTURE LIFE CREATIVE AWARD」で最優秀賞を受賞した「ヴィタ・アルモニカ」の作者、伊島 糸雨(イトウ シウ)氏と共創プログラムを実施しました。伊島氏の持つ世界観とLIXILが想像する「豊かな暮らし」を融合させ、ひとつの未来のカタチを描いたコンセプトムービー「未来共創 sumika7.0」を特設サイトで公開いたします。

    特設サイトURL:https://landing.lixil.com/futurelifecreativeaward
    コンセプトムービー「未来共創 sumika7.0」:https://youtu.be/JzcJ0VhuXEQ

    『遠い未来では、何を「豊かな暮らし」と感じているのだろうか?』LIXILはイノベーションプロジェクト「未来共創計画」を立ち上げ、SFプロタイピングの手法を用いて、誰も見たことのない「豊かな暮らし」の探求に挑みました。
    プロジェクトの一環として、SF小説を読むことで思考を広げ、未来の暮らしのアイデアを公募する「FUTURE LIFE CREATIVE AWARD」を2023年に開催し、伊島 糸雨氏の作品「ヴィタ・アルモニカ」が最優秀賞を受賞。受賞アイデアの世界をさらに探求して具現化するべく、LIXILと伊島氏による共創プログラムが始動しました。
    さまざまな角度からのディスカッションを経て制作した、ひとつの未来のカタチを描いたコンセプトムービー「未来共創 sumika7.0」を公開いたします。

    舞台は数百年後の地球。豊かな暮らしは、人間本位ではなく、地球や自然との共生のもとに実現し、それぞれが相互に影響し合いながら循環している。そこにもはや、人間が製品を消費して廃棄する生活は存在せず、有機物と無機物が一体となって循環する中で、人間も、音も通じて、自然や住宅とコミュニケーションを取り合いながら暮らしているー。

    「生産→消費→廃棄」という非持続的な概念を克服し、自然(有機物)と住宅(無機物)が一体となり、時を超えて循環し続ける世界の中で、人類と住まいを含む環境全体が豊かに交感・共生し合う、私たちが目指すべきひとつの理想像をコンセプトムービーとして描きました。
    また、ムービーでは描ききれない部分については、伊島氏によりノベライズし、併せて公開します。
    はるか未来の「豊かな暮らし」を想像しながら作品をお楽しみください。

     

    <参考資料>
    「未来共創 sumika7.0」
    LIXILがひとつの未来を描いたコンセプトムービー「未来共創 sumika 7.0」。
    「FUTURE LIFE CREATIVE AWARD」最優秀賞受賞者、伊島 糸雨 氏とのコラボレーション作。誰も見たことのない「未来の豊かな暮らし」をコンセプトに、SFプロトタイピングで探求した未来を描いたアニメーションを制作。
    舞台は数百年後の地球。「生産→消費→廃棄」という非持続的な概念を克服し、自然(有機物)と住宅(無機物)が一体となり、時を超えて循環し続ける世界の中で、人類と住まいを含む環境全体が豊かに交感・共生し合う、私たちが目指すべきひとつの理想像を描いた。

    コンセプトムービー「未来共創 sumika7.0」:https://youtu.be/JzcJ0VhuXEQ

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    ・ノベライズ作品
    作品名:「逓帰律鳴(ていきりつめい)‐未来共創 sumika7.0‐」
    著者 :伊島 糸雨(イトウ シウ)

    ・共創プログラム 参加者コメント
    蒲原 充(LIXIL デザインセンター)
    未来はどうなると嬉しいか?を議論し、バックキャスティングする形でひとつのストーリーを描きました。短い動画では全てを描き切れませんでしたが、LIXILが取り組んでいく未来の住まいのひとつを楽しんでいただければ幸いです。

    伊島 糸雨(原作者)
    未来と変容は不可分で、だからこそ、興り、廃れ、滅びた後にも芽吹くこと信じることができるのならば、苦難の先にも希望は残るはずです。音によって共鳴し、循環の一部となり、都市と共に再生してゆく光景を、今ここで空想できれば幸いです。


    「未来共創計画」とは
    LIXILは、誰も見たことのない世界を想像し、その世界での「豊かな暮らし」とは何かを社外の皆さまと探求していくことを目指して未来共創計画を立ち上げました。
    たとえば、無機物と有機物が融合し、持続可能な社会が成り立つ未来が訪れたとき、人々の暮らしはどのように変化し、住まいはどのような意味を持つ場所になるのでしょうか?
    これまでに、SFを通じて思考を拡張させるSFプロトタイピングの手法を用いて、未来に向けたイノベーションの可能性を探求し、SFの社会実装をミッションとするアノン株式会社をパートナーに、未来の住まいについて描いた2篇のSF小説を公開しました。また同時に、生活者のみなさまからアイデアを募り未来を共創する「FUTURE LIFE CREATIVE AWARD」を開催しました。


    「FUTURE LIFE CREATIVE AWARD」とは
    未来共創計画の一環として、未来の「豊かな暮らし」を探求するためのアイデアを公募する、FUTURE LIFE CREATIVE AWARDを開催しました。
    厳正な審査の結果、最優秀賞1作、LIXIL賞2作、アノン賞1作、入選3作の合計7作を決定しました。

    ・特設ページ
    https://landing.lixil.com/futurelifecreativeaward

    ・受賞作品
    【最優秀作品】「ヴィタ・アルモニカ」伊島糸雨(イトウシウ)
    作品概要
    研究者の明彷静(ミン・ファンジン)は、音を通じて生態系を調整するシステム〈音律性生命環境〉(ヴィタ・アルモニカ)を用いた都市開発を推進していたが、計画は頓挫、感染症の流行で都市自体も放棄される。7年後、見捨てられた都市で緑地が拡大していることを知った明彷静(ミン・ファンジン)は、その行く末を見届けるべく、観測員として帰郷を決意する。

     

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