株式会社LIXIL(以下 LIXIL)は、この度、気候関連財務情報開示タスクフォース (以下TCFD)および自然関連財務情報開示タスクフォース(以下 TNFD)の提言に基づき、気候変動および自然資本・生物多様性を含めた環境課題に関する情報を統合したレポートを発行しましたのでお知らせいたします。TNFD提言に基づいたレポートの発行は今回が初となります。
LIXILでは環境ビジョン「Zero Carbon and Circular Living(CO₂ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、2050年までに事業プロセスと製品・サービスによるCO₂排出量を実質ゼロにすることを目指した取り組みを推進するとともに、関連する情報開示を強化しています。
2019年3月にTCFDへの賛同を表明し、2022年には提言の内容を踏まえ、気候変動が LIXIL に及ぼすリスクと機会を特定・評価し、それらを環境や事業戦略に反映させる取り組みをまとめたレポートを発行しています。2023年から、気候変動と同様に環境の重点領域である水や資源の戦略との関わりを含めたさらなる情報開示の拡充に努めてきました。
2023年3月期には、「生物多様性の保全」を重要課題に追加し、LIXIL環境ビジョン2050における「気候変動対策を通じた緩和と適応」「水の持続可能性の追求」「資源の循環利用の促進」を推進する共通の基盤として、持続可能な原材料調達や限りある資源を有効活用する取り組みを強化しています。2024年3月期にTNFDへの賛同を表明し、TNFDが開発したフレームワークに沿った早期開示の意思を表明する「TNFD Early Adopter」に登録しました。
LIXILは、気候変動および自然資本・生物多様性に関するリスクや機会をふまえた上で、事業活動と連動させながら環境課題への対応を進めています。環境戦略の事業戦略への統合を経営の優先課題に設定し、今後も社会と環境へのインパクトの最大化と自社の持続的な成長の実現に取り組んでいきます。
詳細はTCFD・TNFD提言に基づく開示資料をご覧ください。