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    LIXIL 2025年3月期第2四半期(中間期)決算(IFRS)

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    事業利益、前年同期比19%増

    ■海外水まわり事業は構造改革効果や欧州での新商品効果で増収増益
    ■国内事業は新築需要低迷も水まわりの新商品や窓リフォーム向け売上が堅調

    株式会社 LIXIL(以下 LIXIL)は本日、2025年3月期第2四半期(中間期)決算(2024年4月‐2024年9月)を発表しました。

    ◆LIXIL 社長 兼CEO 瀬戸欣哉のコメント
    「2025年3月期上期は、引き続き厳しい事業環境が続く中においても、前年同期に比べ売上収益、事業利益で増収増益を達成しました。国内事業は、新築着工数が予想以上に落ち込んだ影響を受けた一方、水まわり事業の新商品や窓リフォーム向け売上は堅調に推移しました。海外事業はこれまで取り組んできた構造改革の効果により、底は脱したと考えています。金利低下の影響は足元では限定的ですが、今後ペントアップデマンドが発現する見込みです。

    LIXILでは、不採算事業の見直しや人員配置の最適化など、海外事業の構造改革を継続し、市況回復に先んじた業績改善に取り組んできました。持続的な成長に向けては、『LIXIL Playbook』に沿った、社会や環境にインパクトを生み出すイノベーションの創出も着実に進んでいます。多様化する顧客ニーズに応える、革新的な製品の投入を一層進めていきます」

    ◆決算の概要(第2四半期累計)
    売上収益
    連結売上収益は、前年同期比1%増の7,398億円でした。国内では、水まわり製品の新商品の展開やリフォーム売上増に加え、窓リフォームの売上が伸びたものの、新築着工数が予想以上に低迷した影響を受け、国内事業の売上は前年同期から1%減の4,832億円でした。海外事業の売上は前年同期比5%増の2,618億円、為替の影響を除くと2%減でした。欧米や中国市場の需要は引き続き低調なものの、欧州での新商品の投入効果や販売施策、中東やインドでの販売の好調に加え、継続的に推進してきた構造改革の効果が出ました。

    事業利益
    事業利益は、前年同期から19%増の105億円でした。国内事業は新築需要の低迷が影響し減益となったものの、海外事業は欧州地域での販売回復や構造改革効果により増益となりました。国内外での販管費増の影響を補い、事業利益率は0.2pt改善して1.4%となりました。

    非継続事業を含む親会社の所有者に帰属する最終中間利益
    最終損益は、金融費用や税金費用の増加により、前年同期比44億円減の39億円の赤字となりました。第2四半期の3か月では黒字に転換しています。

    事業・地域別の業績
    水まわり事業を手がけるLIXIL Water Technology(LWT)の国内事業は、新商品展開による売上増加と、リフォーム向け売上の増加により、売上収益は前年同期比2.9%増の2,062億円でした。事業利益は、増収効果や価格改定効果により前年同期比9.6%増の90億円でした。リフォーム売上構成比は2.9pt増の54%となりました。

    LWTの海外事業の売上収益は5.5%増の2,489億円となりました。現地通貨ベースでは、欧州の売上改善の継続に加え、中東での販売が引き続き好調だったことで、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域で10%の増収でした。アジア太平洋地域は、ベトナムやタイが減収となりましたが、好調なインドの売上がけん引役となり、3%の増収となりました。米国では利下げの影響は未だ限定的で、リフォーム市場の需要回復に至らず8%の減収でした。不動産市況低迷が続く中国は12%の減収でした。事業利益は、欧州での売上改善や構造改革効果により前年同期から71億円改善し63億円でした。

    住宅建材事業などを展開するLIXIL Housing Technology(LHT)の売上収益は、前年同期比3.6%減の2,900億円となりました。事業利益は25.7%減の138億円でした。リフォーム売上の構成比が1.7pt上昇し40%となるなどリフォーム向けの需要獲得は進みましたが、新築着工数の落ち込みの影響を補えませんでした。

    ※適時開示資料はこちらから、新商品のリリース情報はこちらからご覧ください。

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