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    【5月13日は“安全・安心「防犯の日」”】専門家に聞いた「今、知るべき 防犯対策5つの新常識」とは⁉

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    令和3年から犯罪件数の増加が続き※1、昨今の闇バイトなどによる住宅侵入も相次ぎ社会問題となっています。警察庁が昨年10月に実施した調査では「ここ10年間で(日本の)治安は悪くなったと思う」と回答した生活者は76.6%に達し※1、令和に入ってから最多となりました※2
    ※1:警察庁「令和6年の犯罪情勢」 https://www.npa.go.jp/publications/statistics/kikakubunseki/r6_jyosei.pdf
    ※2:警察庁「各年の犯罪情勢」https://www.npa.go.jp/publications/statistics/crime/situation-reports.html

    LIXILは、防犯対策専門家の京師美佳さんに「こう見えて、プラス防犯」の監修を依頼。その中で、「今、知るべき 防犯対策5つの新常識」について教えていただきました。5月13日の“安全・安心「防犯の日」”にちなんで、その内容をご紹介します。


    1. 新たな犯罪潮流ご存じですか?
    ニュースなどで話題の闇バイトですが、LIXILの調査によるとその手口まで知っている方は、実は全体の3割程度という結果に。

    『闇バイトによる強盗事件は素人の手口のため、稚拙で凶悪化していることがポイント』と話す京師さん。もし犯人と遭遇したら危険な目に遭ってしまう可能性があるため、その手口を知り、対策することが非常に重要になります。

    今、都市部だけではなく、地方にある郊外の古い住宅地も狙われるようになるなど、ターゲットの変化がみられるそうです。建具が古く、壊しやすいということに加え、一般のご家庭も狙われるという新たな犯罪潮流も関係しています。

    京師さんによると『これまで、空き巣などを心配されていたと思うのですが、今、在宅中を狙った強盗事件も多発している』とのこと。“在宅していれば大丈夫”と安心している方が多く、特に50代、60代の女性にその傾向が強いと言います。強盗などの犯罪によって危険な目に遭うこともあるため、在宅中こそ安心できるような対策をしましょう。



    これらの新たな犯罪潮流を踏まえると、家自体の強化が安心につながります。例えば、窓やドアなど物理的な開口部の強化、心理的に相手が住宅に近づかないような環境を作ることなどが非常に大切になります。


    2. 防犯の基本原則と、今、気をつけるべきは「時間」
    京師さんによると、防犯対策の基本原則は「時間」「人の目」「光」「音」の4つ。

    その中でも特に大切なのが「時間」だそうです。『警察庁のデータによると、犯罪者は侵入に5分かかれば7割、10分かかれば9割が諦めるので、開口部の強化が非常に重要』と京師さん。防犯ガラスやシャッターを設置するなど、開口部の中でも特に狙われやすい窓や玄関の強化をしてくことで、犯罪者の侵入を防ぐことにつながります。


    その他にも、防犯カメラを設置して監視・威嚇したり、人感センサーがついたライトで犯罪者が近づきづらい環境をつくるなど、防犯の基本原則を組み合わせて対策することが重要です。



    3. まずは侵入対策。物理的に侵入を防ぐには
    『侵入対策といえば、防御。侵入に時間をかけさせるのが非常に大切』京師さんは、物理的な侵入対策も重要と言います。



    例えば、電動シャッターであれば侵入するにも、壊すにもすごく時間がかかります。また、台風などでものがぶつかっても窓が壊れないように守ってくれるなど、防災の観点からの対策にもなります。

    他にも、内窓であれば2重ロックになるため、壊すのにも時間がかかります。内側の窓ガラスを防犯合わせガラスにすることでさらに時間がかかり、より防犯効果が高まります。

    現在、内窓を含む窓・ドアの断熱リフォームを対象とした補助金があります。補助対象工事の内容に応じて、費用の50%相当、一戸当たり、最大200万円までの補助金が交付されます。防犯と省エネ、快適性をお得に実現するチャンスです。

    LIXIL|先進的窓リノベ2025事業
    https://www.lixil.co.jp/shoenehojokin/2025/madorinobe/


    4. 犯罪心理を知り、被害を抑止・予防するには
    「犯罪者は、潜みやすい暗がりや、鍵をこじ開けやすい暗い玄関など、暗いところを好む」と京師さんは指摘します。そのため、屋外ライトなどで足元を明るく照らすことで、犯罪者が近づきにくい環境を作ることが防犯対策には有効です。
    さらに、住宅まわりを明るく照らすことで美観もよくなります。

    機能門柱も不審者を敷地内に入れない対策になります。京師さんによると、インターホンが玄関ドアのそばにあると、その場所までは敷地内に入ってよいと思われる状況を生み出し、犯罪者に悪用されるそう。玄関から離れた場所に機能門柱があることで、ここから先には入るなという見えない壁で威圧や威嚇を与えることができ、不審者対策に非常に役立ちます。

    宅配ボックスやカメラ付インターホンで、最近増えている、なりすまし強盗も防ぐとができます。


    5. スマートデバイスで叶える総合的な防犯とは
    「スマホや声で自宅をコントロールすることも防犯に役立つ」と話す京師さん。LIXILの「ライフアシスト2」は自宅をスマートホーム化できるデバイスで、遠隔での施錠状態の確認や施錠を可能にします。

    家全体をコントロールできて、防犯だけでなく、暮らしの快適度を上げるシステムです。


    防犯のポイント
    防犯対策専門家の京師美佳さんに教えていただいた「今、知るべき 防犯対策5つの新常識」をご紹介しました。
    重要なのは、シャッターや内窓、玄関ドアでの物理的防御による【侵入対策】、外構ライトや機能門柱での心理的対策による【抑止・予防】、スマートホーム化で家全体をコントロールすることによる【総合防犯】です。
    “安全・安心「防犯の日」”を機に、おうちの防犯について考えてみませんか?



    詳しくは、LIXILの動画サービス「LIXIL X」に掲載されている動画をぜひご覧ください。

    LIXIL X|【LIXIL】専門家監修「今、知るべき 防犯対策の新常識」full ver.
    https://x.lixil.com/watch/6371860635112

    「こう見えて、プラス防犯」WEBサイト
    https://www.lixil.co.jp/bouhan/

     

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