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    LIXIL、2製品が「JIDAデザインミュージアムセレクション Vol.27」を受賞

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    株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、この度、「今、残すべき優れたデザイン」を選定する「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.27」において、システムバスルーム「bathtope」とタッチレス水栓「ナビッシュ」の2製品が受賞したことをお知らせします。

    第27回目の2025年はJIDA会員および一般の方々により推薦された354作品から審査委員による審査を経て計59作品が選定され、さらに優れた製品を選定する特別審査会において、折りたためる布製の浴槽を備えた新コンセプトのシステムバスルーム「bathtope」が《ゴールドセレクション》に選定されました。《ゴールドセレクション》は、今年度の選定製品の中から、 わずか5作品に絞り込まれた、特に時代を反映した製品、特に優れたデザインに対して贈られます。


    ■受賞作品の紹介
    ・《ゴールドセレクション》ー システムバスルーム「bathtope」
    「bathtope」は、布製の浴槽(fabric bath)にお湯をためて入浴し、使用後はコンパクトにたたんで収納できるリムーバブルな浴槽を備えた浴室空間です。浴槽が固定された従来の浴室では手狭に感じる0.75坪の空間でも、時間、季節、気分に合わせて浴槽を着脱できるため、広い浴槽と広いシャワールームを切り替えることができます。従来の浴槽とは異なる、fabric bathならではの軽やかな素材感、洗練されたデザイン、包まれるような入り心地で、新感覚のリラックス空間をご提供します。
    https://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/s/bathtope/


    審査講評文 (石川 慶文氏)

    浴槽のデザインが類似化する中、本製品はその概念を刷新している。新たに布製素材を採用しながらも、身体に接する製品としてCMFの選択も適切で継続使用における清潔感を維持できる。システムバスルームとして布製浴槽の安全な取り付け、注水、そして使用後の乾燥までをトータルエクスペリエンスとして丁寧にデザインされている。折り畳み方式を採用する事で入浴時以外の新たな空間活用方法を提案している点も高く評価された。

    受賞デザイナーコメント
    審査講評で「浴槽の概念を刷新」とご評価いただいたことは、LIXILが固定概念に挑戦した成果であり、心より嬉しく思います。bathtopeは、「お風呂はもっと、自由でいい。」を具現化し、わずか900gの布製浴槽をリムーバブルにすることで、入浴時以外の空間を多目的に使えるウェットリビングというソリューションを提案しました。布という新素材の採用にあたり、私たちは取り付けから乾燥までを丁寧にデザインし、安全性と清潔性を両立。「包まれるような新入浴体験」を実現しました。「地球と人を考えて、浴室は進化する」という理念のもと、私たちは今後も挑戦を続け、多様なライフスタイルに寄り添う新たな入浴文化を提案してまいります。

     


     LIXIL Water Technology Japan 浴室事業部 浴室開発部 デザイングループリーダー 長瀬徳彦

    ・ タッチレス水栓「ナビッシュ」
    センサーに手をかざすだけで吐水・止水ができ、手が汚れていてもきれいにつかえるタッチレス水栓です。吐水口の下に手や洗い物を差し出すだけで水を自動で出し止めするハンズフリー機能も搭載。水や湯の出しっぱなしを防ぎ、節水・省エネしながらスムーズに作業が行えます。専用センサーで浄水も簡単に操作でき、安心でおいしい水を日常的に利用できます。
    2005年に業界に先駆けて初代キッチン用タッチレス水栓ナビッシュを発売して以来、20年にわたって機能性・意匠性の進化を追及。用途に合わせて選べるラインアップの拡充もしてきました。リビング側から見ても美しいフォルムの中に、キッチンのための簡単、キレイを凝縮しています。
    https://www.lixil.co.jp/lineup/faucet/navish/


    審査講評文 (岩田 彩子氏)

    コロナ禍以降急激に需要の増えたタッチレス機能だが、本商品は吐水・止水用のセンサーが上下2箇所に設けられており、炊事中の使い勝手が研究されているところが興味深い。プロダクトデザインは、シリーズの特徴である流線形の本体形状を継承。機能性を内包しつつ、シンプルかつコンパクトなデザインで、水流をイメージさせる優美さと清潔感も感じさせる。どのようなキッチンインテリアにも取り入れたくなる好感度の高い商品だ。

    なお、同賞の選定に伴い、2026年1月16日(金)〜 1月20日(火)の間、AXISギャラリー(東京都港区)にて行われる「JIDAデザインミュージアムセレクション Vol.27東京展」で受賞製品が展示されます。
    ※bathtopeはパネル展示となります。

    LIXILは、ロンドン、ニューヨーク、東京、デュッセルドルフ、シンガポールなど、建築の中心地となる世界8都市にデザインスタジオを設置。デザインの力を軸に据えて、暮らしの未来を日々探求しています。
    100名を超える社内デザイナーは、今よりも少し先の暮らしを思い描きながら、製品の色や形、機能やサービスだけでなく、人びとのライフスタイルそのものをデザインします。消費者をより深く知り、理解することが、LIXILのデザインの基盤となります。結果として、LIXIL製品は毎年数々の国際的なデザイン賞を受賞し、グローバルに高い評価を得ています。

    LIXILは今後も、生活者視点に立ったデザインを製品開発に取り入れることで、日々の暮らしの課題を解決するイノベーションを生み出していきます。

    ※LIXIL Global DesignのInstagramはこちら
    ※LIXILデザインアワードWebサイトはこちら

     

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