資源の浪費による危機は、今後5年から10年の間に、地球の存続に関わる重要課題のトップ5に入ると予測されています¹。大量生産・大量消費は世界の温室効果ガス排出につながっていますが、そのうち45%は産業、農業、土地利用に起因しています。気候変動に対処するためには再生可能エネルギーへの移行が不可欠ですが、それだけでは世界の温室効果ガス排出量の55%にしか対応できません²。また、産業廃棄物の埋め立ては地下水の汚染を招き、マイクロプラスチックなどの問題は水の安全保障や海の生物に影響を与え続けています。このように、資源の問題は、多くの環境問題とも複雑に絡みあっているのです。
私たちの世代が環境に与える影響を軽減するためには、循環型経済の実現が急務だといえます。そのために、企業には、サプライチェーンやバリューチェーン全体で持続可能なビジネスモデルの構築が求められています。
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