グローバルに成長を続ける企業となる上で不可欠とされるデジタル・トランスフォーメーション(DX)。デジタルをこれまで以上に活用し、よりアジャイルで起業家精神にあふれた企業文化の構築を目指すLIXILでは今、従業員一人ひとりが、部門の枠を超えて、自らの業務を見直し、創意工夫をしながら、自律的にデジタル化を推進していく「デジタルの民主化」が急速に浸透しています。
「失敗を恐れずチャレンジする気持ちが生まれた」「アイデアがどんどん湧いてくるようになった」「次に進む活力になっている」ー。アプリケーション(アプリ)開発を手掛けた従業員の言葉からは、自分が開発した業務用のアプリが現場で使われるようになったことで、自らが業務プロセスの改善に貢献したという達成感、そしてこれからも自発的に行動し、課題を解決しようとする強いチャレンジ精神が伝わってきます。
従業員たちの取り組みから生まれたアプリはわずか1年間で2万件を超え、そのうち約860のアプリがLIXILの正式な管理ツールとして、様々な現場で業務改善に役立っています。開発者のほとんどは、デジタル部門などの専門知識を持った従業員でありません。しかし、デジタル部門が驚くような、現場ならではの知恵を生かした画期的なアプリも誕生しました。
業務に最も精通した現場の担当者が自ら課題を見つけ、いかにデジタルを活用して課題を解決できるのかを考えることで、これまでにないスピードで業務プロセスのデジタル化が進んでいます。そして、文系出身の事務職や製造ラインの担当者など、本来ならデジタル業務を手掛けることがほとんどない多くの従業員たちが、アプリを開発するという新たなデジタルの力を手に入れたことで、自らの可能性を広げているのです。
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