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    「無駄にしない精神」が生んだ画期的な再生アルミニウム ‒ 脱炭素化の新たな選択肢に

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    LIXILが進める低炭素アルミ事業の最前線のひとつ、富山県西部にある小矢部工場には、各地で回収されたアルミサッシなどの廃材が次々と運び込まれてきます。およそ1100度もの高温になる溶解炉の熱気に包まれた工場内では、使用済みのアルミスクラップが再び溶かされ、不純物の除去などを経て、新しいアルミ製品として生まれ変わっています。

    小矢部工場では、長年培った経験と技術を結集し、アルミ再生率を100%まで高めた画期的なリサイクルアルミ素材シリーズ「プレミアル(PremiAL)R100」の量産に成功しました。

    アルミニウムは、原料のボーキサイトから電気分解でアルミ地金を製錬する過程で大量の電力を消費することから「電気の缶詰」とも呼ばれます。しかし、脱炭素化社会の実現が求められる中、電力消費を抑える手段として、使用後のアルミ材を無駄にしないリサイクルの必要性が一段と高まっています。

    「原材料調達を含めたサプライチェーン全体で、二酸化炭素(CO2)排出の大幅な削減が求められる中、リサイクルアルミ材の活用はさまざまな業界で注目されています」と、PremiAL製品の立ち上げの陣頭指揮にあたってきたリーダーの池上直樹・材料事業部長は言います。

    「PremiALは、新地金を利用した製品とまったく変わらない品質と機能を維持しながら、世界トップクラスのアルミリサイクル率を実現しています。新地金を使用した製品から、PremiALに置き換えることで、大幅なCO2排出量の削減に貢献することができます」

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