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    多様性と成長を支えるLIXILでの挑戦とリーダーシップ

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    LIXILに入社された経緯や自己紹介をお願いします。

    Avery Beach私は2016年にLIXILに入社しました。米国地域での採用情報を知り、それまでのキャリアで培ってきた配管やショールーム関連の経験を活かせると感じたことがきっかけです。現在は、米国最大の顧客において、法人営業とカテゴリーマネジメントのリーダーを務めています。また、全国のショールーム営業も兼務しています。

    プライベートでは、読書やハイキング、自然の中で時間を過ごすことが好きで、4匹のダックスフントを飼っている犬好きでもあります。さらに、コロナ禍をきっかけに海水アクアリウムとサンゴ礁の保全活動に興味を持つようになりました。水は趣味から仕事まで、私の人生のあらゆる部分に関わっています。

    LIXILに入社された理由と、これまでのキャリアについて教えてください。

    LIXILに入社する前は、ショールームがわずか8店舗、従業員が約100人規模の小さな会社で15年間、様々な役割を経験しました。そこからグローバルな組織であるLIXILへの転職は大きなステップアップでした。入社後は、昇進や従業員リソースグループ(ERG:Employee Resource Group)への参加、リーダーとしての活動を通じて、多くの成長機会をいただきました。

    このような規模の会社に適応するのは学びの連続でしたが、最初は7州を担当する地域の役割から始まり、その後、全国規模のポジションへと進みました。また、ここ数年で国際的なプロジェクトにも携わる機会が増え、視野が広がったと感じています。この成長は急激なものではなく、着実なものでした。

    Better Togetherという従業員リソースグループ​​の共同代表を3年間務めていらっしゃいますが、このグループの目的と、LIXILで働く女性をどのように支援しているか教えてください。

    Better Together ERGの主な目標は、性別に関わらず、誰もが率直に意見を交わせることができる環境を構築することです。すべての業務面で真の平等を目指し、そのためにはアライシップ(支援する姿勢)が重要な役割を果たします。女性同士の連帯はもちろん不可欠ですが、公平性とインクルージョンを実現するには、声を上げて変革を推進する意欲のある男性の協力も必要です。

    この3年間、女性だけのグループから、多様な性別の参加者が月次のコーヒーブレイクに参加するなど、性別の多様性が広がる大きな変化を目の当たりにしてきました。また、活動範囲も地理的に拡大し、現在ではアメリカ全域だけでなく、カナダやメキシコ、さらにはドイツからの参加者もいます。

    Better Togetherへ参加することでキャリアや視点に与えた影響についてお話ください。

    Better Togetherの共同リーダーとしての役割は、私個人およびキャリアに大きな変革をもたらしました。ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)について、これまで考えもしなかったような気づきを得ることができました。今では、職場だけでなく、お客さまや家族、友人との会話でもこれらの価値観を提唱するようになりました。この役割を通じて、多様な職場環境の中で次世代のための道を切り拓く重要性を実感しています。それは、新入社員から定年を控えた従業員まで、すべての人を対象にしたものです。

    異なる州、国、そして背景を持つ人びとと交流することで、私の視野は広がりました。一人ひとりの経験や視点がどれほど多様かを改めて理解する機会となり、それを話し合う専用の場があることの重要性を強く感じています。こうした対話は、友人との何気ないコーヒータイムではあまり行われませんが、このグループ内では活発に行われ、私自身に深い影響を与えてくれました。

    Better Togetherの活動が、女性にとって安全でインクルーシブな環境をどのように生み出しているのか教えてください。

    GROHE Germany一番大きな効果は「意識の共有」だと思います。このグループがなければ、それぞれが個別に考えを持っていたとしても、集まって話し合う場がありません。このグループの存在は、LIXILが女性の重要性を認識し、コミットしていることを象徴しています。

    LIXILは「A home for everyone - 誰もが自分らしく働ける場所」を目指し、取り組んでいます。社会や組織において女性が果たす貢献を認めています。このような会社の中で、Better Together ERGでは、「Better Homes, Better Realities(より良い場所、より良い現実)」というスローガンのもと、インクルージョンを促進し、刺激となることを目指しています。

    Better Togetherでは他にどのようなイベントや取り組みを行っていますか?

    私たちの活動内容はその時々のニーズに合わせて変化しています。これまでは、災害救援のための募金活動や、職場復帰を目指す女性のための衣類寄付イベントなどを実施してきました。また、年に3~4回の主要なイベントを開催しており、その中でも特に国際女性デーは重要なハイライトとなっています。

    昨年からはマルチメディアクラブを立ち上げ、ジェンダー賃金格差といった題材について本やポッドキャスト、ドキュメンタリーなどで自由なペースで学べるようにしました。これらの内容は月次のコーヒーブレイクで話し合われ、参加者が多様な視点を共有する場となっています。

    この取り組みでは、個々の認識がどのような役割を果たすのかについて、とても興味深く感じました。私自身の経験で形成した視点が、他の人の視点とは大きく異なる場合があることを実感しました。そのため、同じポッドキャストを聞いても、全く別の解釈をすることがあります。これこそが議論の核であり、異なる視点を探求し理解を深めることが目的です。

    最終的には、オープンな対話を通じて考えや思いを共有することが大切です。時には対立する意見が出ることもありますし、同じテーマについて相反する見解を持つこともあります。簡単に結論が出る問題もあれば、複雑で微妙なものもあります。それでも、こうした対話を続けることが成長の鍵となります。

    LIXILはどのようにして女性が安心してリーダーシップを発揮できる環境を整えていますか?また、女性がその環境に長期的に留まることを望むような状況を作るために、どのようなステップを踏んでいますか?

    DPHA SeattleLIXILは確実に進歩を遂げていると感じます。他社と比較しても、正しい方向に向かっていると言えるでしょう。米国地域での私の経験から言えば、リーダーシップを担う多くの女性が存在し、取締役会議にも多数の女性が出席しています。もちろん、まだ完璧とは言えませんが、着実に前進しています。まさしく今、会社全体での可視性が、進歩を実感する助けになっています。

    もし会議室に女性が1人しかいないような状況でも、自分の声を大切にし、意見を堂々と表明してほしいと思います。誰かがその行動を見て学んでいることを忘れないでください。その声が周囲に影響を与え、変化の波紋を広げる力になるのです。結局のところ、オープンな対話を促進し、取り組んでいるトピックについて自分の考えや気持ちを共有することが重要だと思います。それこそがダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の本質です。私たちは皆異なっており、それを受け入れるべきなのです。誰もが一つのカテゴリーに完全には収まりません。私たちは素晴らしく多様性に富んでいるのです。

    LIXILで働く魅力や、LIXILがどのようにキャリアと個人の成長を支援しているかについて教えてください。

    人生の3分の1を仕事に費やすとなると、その時間を価値あるものにしたいと思いませんか?情熱を持てる仕事を見つけ、キャリアを本気で応援してくれる企業文化の一員になりましょう。公平性とインクルージョンに注力し、従業員の健康を大切にする企業を選ぶことが重要です。ただ、これは私たちだけの話ではありません—私たちが生きている世界全体に関わることです。LIXILはこうした取り組みを実践しており、さまざまなチャンスを掴める職場です。

    大切なのは、皆さんが生き生きと活躍できるようにをサポートし、変化を生み出そうとする企業で働くことです。LIXILはまさにそのような企業だと私は思っており、キャリアと個人の成長を目指せる職場を探している人には、LIXILでの機会を探してみることをおすすめします。

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