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    LIXIL、「CDPサプライヤー・エンゲージメント評価」において2年連続で最高評価の「リーダー・ボード」に選定

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    株式会社LIXIL(以下 LIXIL)は、環境情報開示プラットフォームを運営する国際的な非営利団体CDP※1による「CDPサプライヤー・エンゲージメント評価」において、最高評価となる「リーダー・ボード」に2年連続で選定されました。

    ESG(環境・社会・ガバナンス)に関する情報開示の重要性が高まる中で、CDPは多数の機関投資家と協働して、世界の主要な企業を対象に気候変動や水資源、森林保全に関する事業リスクや事業機会などの情報を収集・分析し、その結果を毎年公表しています。「サプライヤー・エンゲージメント評価」では、CDPが毎年実施する温室効果ガス排出量削減に向けた取り組みを対象とした調査に基づき、4つの重要項目(ガバナンス、目標、スコープ3管理、サプライヤーとの協働)とCDP気候変動の総合スコアを用いられます。LIXILはCDPサプライヤー・エンゲージメント・リーダーとして世界500社以上、日本企業では105社のうちの一社として選定されました。これは、サプライチェーン全体における気候変動と緩和を目指す継続的なLIXILの取り組みが、グローバルリーダーのレベルにあることを示しています。なお、LIXILは昨年12月に、CDPによる水資源管理に関する調査においても活動が評価され「CDP ウォーターセキュリティ 2021 A リスト企業」にも選定されています。

    「この度、CDPのサプライヤー・エンゲージメント・リーダーにLIXILが選定されたことを大変光栄に思います。LIXILでは2050年までに、事業活動と製品・サービスを通じてCO₂排出を実質ゼロにし、水の恩恵と限りある資源を次世代につなぐリーディングカンパニーになることを目指しています。また、地球環境の持続可能性を追求する取り組みを事業戦略の中核に据え、環境問題の解決に向けた動きをさらに加速させるため、グローバルな会議体として環境戦略委員会(ESC)を新たに設置しました。また、LIXILの製品やサービスにおける原材料の調達から廃棄までのライフサイクルを通じたCO₂排出量のうち、9割以上がエンドユーザーによる製品使用時に発生していることを踏まえ、サプライヤーやビジネスパートナー、お客様とともに、家庭やオフィスをはじめとする生活空間における環境負荷の最小化に努めてきました。今回の評価は、LIXILがサステナビリティの分野で業界をリードし、その進捗について透明性の高い情報開示を継続してきたことが認められたものだと考えています」と、LIXILのコーポレート・レスポンシビリティ(CR)委員会の委員長を務め、CR分野を統括するJin Montesanoはコメントしています。

    サプライチェーン全体におけるLIXILの気候変動に対する取り組み
    2050年を見据えた環境ビジョンでは、「Zero Carbon and Circular Living(CO₂ゼロと循環型の暮らし)」を目標に掲げており、「気候変動対策を通じた緩和と適応」はその実現に向けて注力している領域の一つです。サプライヤーや顧客をはじめとするビジネスパートナーと連携し、原材料調達から製造に加え、製品の使用や廃棄までを見据え、地球環境に配慮した取り組みを推進しています。
    サプライチェーンに関する主な取り組み事例は以下の通りです。
    › 海外事業を統括するLIXIL Internationalの全ての水栓金具工場および物流センターにおいて、事業で使用する電力の再生可能エネルギー化100%を実現。日本国内でも、工場4拠点、物流センター7拠点、営業84拠点で、100%再生可能エネルギー由来の電力への切り替えが完了。
    › 地球環境への負荷が低い部品・原材料を調達するための方針、基準を示した「グリーン調達ガイドライン」を制定。
    › ビジネスパートナーやサプライヤーへの活動支援を実施。トステムタイでは、サプライチェーンにおいて、自社の知見を活かした継続的な環境配慮活動を行い、タイ国工業省が主催するGreen Industry Projectの最上位Level 5を取得。
    › エクステリア商材輸入時に使用して空になったコンテナを他社が輸出用に使用できるようにすることで物流の効率化を実現する「コンテナラウンドユース」を導入し、年間約40トンのCO₂排出量を削減。

    Photo-64Green Industry Projectの最上位Level 5をトステムタイが取得

    Fukaya_distribution_center効率化によるCO2削減に取り組む深谷物流センター(埼玉県)

    また、LIXILは、コーポレート・レスポンシビリティやサステナビリティの分野においてDow Jones Sustainability World IndexFTSE4Good Index SeriesFTSE Blossom Japan IndexMSCI 日本株女性活躍指数、S&P/JPX Carbon Efficient Indexといった国際的な指標にも選定されています。社外評価についてはこちらよりご覧ください。https://www.lixil.com/jp/about/evaluation.html

    CDPサプライヤー・エンゲージメント・リーダーに選定された企業一覧:
    https://www.cdp.net/en/research/global-reports/engaging-the-chain#supplier-engagement-2021

    ※1:CDPは運用資産総額110兆ドル以上を有する590を超える機関投資家、200社の購買組織を代表して、企業へ気候変動や水保全の取り組みに関する質問書を配布し、回答データを投資家へ開示する非営利団体です。

    HP:https://www.cdp.net/

    LIXILのサステナビリティに関する取り組みの詳細はウェブサイトをご覧ください。
    https://www.lixil.com/jp/sustainability/

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